Saturday, August 11, 2007

江國香織

江國香織の小説の女達はいろんな男と寝る、ことが多い。(ただし未婚)
男達は意外と硬派。
いや、その女達と寝る男が複数いるので,男が必ず硬派って訳ではない。

寝るのが好き,というより、好奇心でいっぱいというより、
こだわり自体がないというように自然。
んん<<<とらえどころが無いと言った方がいいかも。
それが問題となるのは、つきあっている、または一緒に住んでいる男にばれたとき。

私の体は私のもの.というか私はこの体からはなれる事ができない。
でも、誰かとの関係性は形が無く,一様でなく,誰かの所有物にもできない。
でも、現実はそういう考え方は意味がなく、周囲の人の無理解に終る。
理解できていても、その場に限ってわからなくなるのは普通。

そして立ちさられて初めて気がつく。
形でないと思っていたことが、形としてそこに実はあった事に。

そういう喪失感。

高校生の時に大好きだった国語の先生が言っていた。

この世は不公平です。
名前すら、他人からもらいます。
でも、時間だけは万人に公平です。
一生懸命生きなさい。

そういったようなことを教えてくれました。
よくわからなくなったけど。

M

今度、大好きな友人と、たいして好きではないけど仕事面では尊敬している先輩と食事に行かざるを得なくなった。
なぜなら,子供が熱だして先輩に仕事の代役を頼んだ時にそういう話をしてしまったから。
ああ、、、.少しだけブルー。

10 Comments:

Blogger joy3 said...

わたしも高校の時の国語の先生(女性、既婚)が言われた言葉を覚えてる。
「毎日が楽しくない人は、自分で楽しくなくしているのです」
そのころのわたしは人生をちょっとナナメから眺めながら、フランソワーズ・サガンの小説ばかり読んでた。楽しいとはいえない、自分にこもっていた時期。自分と等身大の範囲でしか物事を考えられなかった。友情も、恋愛も。
自分にとって大切な人ができて変わったの。いっしょにいるだけでこころが沸き立つように楽しくて、自分の内だけでなく人と人の間にあるものを見つめられるようになった。世界はずっとやわらかく、わたしが直接関わらないところでも変化し動いていくのが感じられた。わたしはわたしだけで完結する必要はなく、人と世界とつながっており、境界はあいまいで揺らいでいる。
時間でさえ区切られたものではなくなった。スケジュールはあってないようなもの。お腹がすいたら食べ、部屋が汚れれば掃除し、友達に会いたくなれば会いに行く。
周りの求める自分を形作るのではなく、自分の内なる欲求を感じて動く生き方。自分も周りも楽しくなるにはどうしたらいいか。それが先生の言われたことと同じかどうかはわからないけど、あのころより今のほうがずっと楽しい。
食事、楽しめるといいね。行く前にブルーと決めつけずに出かけてみては?
J

9:02 PM  
Blogger joy3 said...

コメントの最初に断るべきだったと思うけど、江國香織を読んだことはありません。
J

5:58 AM  
Blogger joy3 said...

別に読むほどの本ではないよ。空気感が独特なので、続けて読む事が多いかな。
私は彼女は凄いと思う。
でも、こんなに男と寝る女ばかり書く必要性は無いほど書くので,彼女自身がこだわりがないのだと推測しています。必ずどの女性にも子供がいないし、必ず飲むし。

6:09 AM  
Blogger joy3 said...

江國香織大好き。
実は、最近読んだ中から、ハンドルネームとってたって気づいてた?

こだわりのなさが好き。
私自身、人一倍こだわりない生き方してる。でも、こだわりないのが逆にこだわりだったりする。
不完全でいることは、ずっと前からかなり意識してた。

でもこの人の本読むと、
不完全な完璧さ・・・この前それに気づいてびっくり。
不完全な私が私であることの完璧さ。
そして絶えず変化してて、昨日の自分はもういない。今の私が完璧な私。
完全な人間なんておもしろくない。
変化するのが楽しいのは不完全だから。

人と出会い、知るたびに、その人の不完全さを味わう・・いろんな人がいて、いろんな生き方をしてて、おもしろい。
この仕事やってていつも思う。
不完全だらけだけど、それはそれで完璧に自分を生きてる人たち。いとおしくなる。

mimi

5:47 PM  
Blogger joy3 said...

秋の風。

ミミってどこの小説から?
ガラクタっていう新作、評判いいよね。読んだ?

最近、今までに無いくらい、お洋服買ってるの。
でも、買えば買うほど思う事がある。
どんなに周りを飾っても、中身は一つ.奥にある私がボヤけることなく、却って引き立つ感じ。
買う前は逆かと思ってたけど。

10:34 PM  
Blogger joy3 said...

Jの言葉に少し気を取り直して、、、。先輩に自分から電話して誘ってみました。お食事。
なんだか予想外にお互い盛り上がる予感。
おいしいところたくさん知ってるんだって!
愉しみ〜〜になってきた、、、、グフ。

M

1:07 AM  
Blogger joy3 said...

ピンポーン!!
正解です。
「がらくた」
に登場する15歳くらいの子。

いや~、がらくた、最高やったよ。
一週間以上、その余韻を楽しんだ。
私的には、あの非常識・非日常さを、
罪の意識をあまり感じさせることなく、
さらっと描く感性が好き。
狂ってる?ま、そう思われても平気。


洋服ってさ、そんなに着古さない限り変化しないけど、中身の私は絶えず変化するわけで、けっこうすぐに似合わなくなったり、
気に入らなくなったり・・・
いくら買っても、
一年後には、がらくたになってたりするんだ。去年ので、着ない服たくさんある。
2~3年着る服もあるにはあるけど。

こんな服、2年前は気に入って着てたよな~
、あのときの私はどこへやら・・・なんて、
思うけど、とりあえず今の私がいつも一番。


mimi

1:16 AM  
Blogger joy3 said...

ピンポンかよ,ピンポン。
がらくた,読も。
避暑地、別荘、若い女と若くない女の設定の物語って多いのよ。プール、水着,伸びやかな肢体、嫉妬、羨望.そして奔放な生活。おきまりなパターンかと思っていたけど,江國香織にかかると、、面白そうだね。
前出のサガンもそういう小説あったと思うし,邦名Swiming Pool、主役シャーロットランプリングの映画もそういう設定なの。

辻仁成の「さよならいつか」もいいよ。なぜか2冊も買った事が。そういう時って,一行目の読み始めでいや〜な予感がするのよね。何かのあとをなぞってる感触がするの。旦那様も同じ事行ってた。

3:23 AM  
Blogger joy3 said...

昨日、コメント入れたあとに,テレビつけたら,そのSwiming Poolやってたの!びっくりした〜。もう終りかけだった。

M

10:31 AM  
Blogger joy3 said...

行って参りました。先輩宅へシャンパンもって。
別に緊張しなかった。気楽で愉しいものだった。先輩はTシャツに短パンで飾らないご様子。クーラーのきいた部屋で鯛しゃぶと温かいお鍋でヘルシー。最高。
遅れて友人登場。3人で盛り上がる。それぞれ右隣の人より,左隣の人が好きでバランスが取れていた。力の均衡。全員がそれぞれにそれぞれのやり方で優しい。

愉しかった。
こういうつきあい方の方が世の中多いはず。
こういうのもたまにはいい。

M

4:12 AM  

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