Sunday, October 21, 2007

神様のボート

江國香織天才!

葉子とその娘、草子。
草子が小学生から高校生へと成長する過程。
それは葉子が草子を失っていく過程。
葉子の愛する男性(草子の父)を想う気持ち。
時間をへて、狂気に映る事さえ。

喪失感。ただ流れていく。でも、最後が爽快感が残った。


旦那さんと私の関係性は結婚前と後では完璧に変わった。最も大事なものが子供へと移ったからだ。これは理屈でない.お互いにそこだけは一致するから、相手に不満が出るのだと想う。これでいいのだ。子供の土台となり、道標になれる、こんな幸せがあるだろうか。
マンションで殺虫剤を撒く時期が来た。私はいつも怒る。木に虫がつくのは、当たり前だ。それに子供のいる日中に撒くから本当に腹が立つ。外国ではすでに禁止されている有機リン系だ。日本人はいい人が多すぎる。消毒しますと言えば、それで疑問に想わない人が圧倒的。

子も怒っていた。同じ言葉ではなかったけど、そんな感じの事を言った。そういうとき、少し不安になる。私は一般的な人間ではないから、子が居心地の悪い想いをする可能性が今後あるかも、、と。私は私に関しては責任を負えるが彼の将来を完璧に負う事はできない。

2 Comments:

Blogger joy3 said...

その本、今度読んでみよ。

だんなと私の関係・・・子供を育てながら、自分たちもお互いに成長しあってると思う。
いやな部分も好きな部分も時間が経つほど、よくみえてきてる。
なにより、子育ての同士というか戦友っていう感覚が加わった。もちろん仕事量の違いから、私のほうが子供に関わる時間はかなり多いけど、一人では無理だ。私にない、夫の感性や価値観が、ひとりよがりな私流子育てをうまく軌道修正してくれてる、と思う。
うちは共働きで、二人ともマメな人間ではないから、十分な手厚い子育てはできないけれど、、、「私と、私の大好きな夫の背中をみて、自由に育て!」といつも願います。

5:46 PM  
Blogger joy3 said...

一般的な人間ではない。
すばらしい!
子は一般のいうことよりも母のいうことを信じている。
子どもとしてはそれでいいのだし、そのうち自分で判断できる力や、自力で闘う力を身につけたらいい。
それにしても、殺虫剤をなんとかしてやめさせる手はないものか。

J

10:04 PM  

Post a Comment

<< Home