学会@宮崎 人間観察(女性編)
とても慌てました。
朝出発するも、一般道路も渋滞、2車線なのに工事中で高速なのに渋滞で...。なんとか空港カウンターに離陸10分前に到着。あああ、一人きりの優雅な学会ツアーのはずが、こんなに体が強張ってる、、とアルコール注入、約100ml。久しぶりの宮崎はくつろげた。空港で知った顔を発見。シーガイア行きのバスに乗るよう。話しかけると、覚えててくれた。10年ぶりなので話に花が咲く。なんとなくウキウキしてくる。
知ってる先生は部下の女医さんの発表の共著になってて、お目付役で来てた,偉くなったのね〜。スゴい。その女医さんは私の位置がわからないようで、無表情に言葉少な、視線は反感を感じる。バスでは友人が後ろの席に座ってきてくれて話をしてると、ふと見るとその女医さんは彼のといめんの席で寝て?いた。あんまり焼きもち焼かれないようにその先生とのおしゃべりもそこそこに。
そこで思った。私は昔、彼女の立ち位置にいた。研修医の2年間で発表を何度もした。頼まれやすいのか発表のエントリーをすでにしたよという医局からの電話連絡だけで、私の意志とは関係なく発表の準備をさせられた。地方会,総会,研究会にまた地方会。喜んでやった。臨床の仕事に比べれば、自分のある程度の意志だけで仕事は進むし,結果が出たから。私がその当時いた病院の上司が憤慨するほど私の学会は多かった。「せんせい、どうしてことわらないの?いいように扱われているよ。」と忠告も受けたけど,私はそんな風に言われる意味がわからなかった。夜中までの作業だったけど,共著の先生も手伝ってくれるし,愉しかったからだ。
だから、共著の先生とは仲間意識が出てくる。すると、共著の先生が私の知らない先生と話すと、この人は誰だろうと興味が湧く。女医さんだったらなおさらだ。女医さんは私には興味を抱かずに無視する。当たり前だ。でも、その時は不当に感じた。今日共著の先生と自分は『仲間』だから。
だから、彼女の反的な視線は少しわかる。彼女はびっくりするほど攻撃的で品がなかった。空港で見かけた事をあとで思い出した。なんとなく小汚い印象で急がしそうに歩いてた。友人に話しかけた時も傍らの彼女に『無視していないよ』という程度に私は軽く会釈し、自分の名前を言った。表情はニコリともせず、斜めにこちらを見て小さく頷いた。お肌は直視できないほど荒れていた。髪は生来の直髪だけに助けられているけど,ボサボサだ。姿勢は猫背で発表用に真っ黒のスーツ。プライドは高いけど,どこか投げやりで手足の動きが大きくガサツな印象。こういうタイプには嫉妬ともとれる底なしの感情を抱かれる。こういう場合は逃げるのみ。すると、、、あ、私、今この子とは違う場所に立ってんだ。と思った。
彼女達のいる次元とは異なる場所に移ったのだ。
学会は女性がとても多くて居心地がいい。お勉強に徹して夜の19時まで。
学会先ではそういう女性ならではの目線で観察をしてきました。リョウイクしとエイヨウシの人も多い。
うん,きれいにしていた人は二人いました。二人ともそれなりの人物のようで一人は発表してたし,バリバリの中堅の女医さん、新作の肩がけボッテガの黒。部下の数人と行動。
一人は周りの男性医師に挨拶されながら、その日も翌日も一人で行動していた。きっと女医さん。綺麗な赤褐色のボブカットで真っ白のトレンチコートに赤いスカートがチラリと見えてた。涼しげな表情が印象的。
あのレベルの女医さんからは攻撃性は皆無ですね。余裕がかもしでている。顔のパーツの造作よりも立ち居振る舞いや雰囲気のエレガントさは、とても魅力的に思います。
2 Comments:
Maisyの視点にはいつもわたし、ちょっと緊張してしまいます。
どっちかというと、服装にあまり構わないから。
お金も手間もかけていません。
Maiseyからはもっとここをこうしたらいいわよ、と言いたいことがいっぱいあるでしょうね。
どうぞ、言ってください。
そんなこと言ってくれる友達はいないもん。
わたしがしたくなくて手を抜いてるのか、気づかずにやってないのか、言ってもらって初めて気がつく。そうしてわたしは時間をかけて取り入れるかもしれない。取り入れないかもしれない。
自分のこと、案外見えてないもの、だから。
思い切って学会に行ったんだね。行かないにしても、行ったにしても、どっちも考えに考えた結果。よかったね、と言いたい。
そこで吸収するものもまた、とても貴重だと思います。
J
ええっっっ、、、、すごく戸惑ってる。全くJのこと、想定していない。JはJだからいいんだよ.だからこんなにつきあいたいって思うの。貴方の物事の吟味やふるいにかけていくその過程にものすごく惹かれているの。私の事、大事に思ってくれているのわかっているし、でも何よりJ自身の感性を最優勢させるその孤高の精神に憧れる。
そうね。自分の事って見えないよ。反応があって初めて気がつく。その反応、貴方達からなら真摯に受け止めます。
M
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