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写真を見て涙があふれてきた。
美術館の写真展。その写真家の名前くらいは知ってた。
恋人がいた。彼女と戦争写真家として共に活動を始める。
撃たれ崩れる兵士。空中戦を眺める市民。子どもを抱く親。
恋人は戦争のさなか死んでしまう、27才の若さで。
なんで私は泣いているんだろう?
まるで映画を見終えた後のよう。でもドキュメンタリー映画とは違う。
もっと深く私は映像に入り込み、その時そこで流れていた緊迫感や、絶望の中の生命力や、人々の希望や愛を感じていた。それはひとりのphotographerのみたままの生の人間であり、彼の生きざまだった。
作ったものは何もなかった。
生まれて愛して死んでいく人間。それ以上でも以下でもなく。
Juliet
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